エサによって、釣れる魚が変わり、また針への付け方でも釣れ方が変わります。おすすめのエサの特徴や針への付け方を理解すれば、もっと釣りが楽しくなるでしょう。
本記事では、沖縄の釣りでおすすめのエサ4種の特徴、狙える魚、針への付け方を解説します。ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
【沖縄の釣り】おすすめのエサ4種
沖縄の釣りでおすすめのエサを4種類紹介します。
オキアミ
特徴
オキアミは、低価格で保存が効き、さまざまな魚が釣れる万能エサです。オキアミは身が柔らかくて魚の食いがいいエサですが、オキアミの付け方一つで釣果が変わることもあります。
狙える魚
オキアミでは、ヤマトビーやイスズミ、カチューなどが釣れます。ウキ釣りやフカセ釣りで釣れる魚が多いです。
針への付け方
オキアミを針に付けるときは、まず尻尾を取ります。尻尾を取ると針に付けやすく、尻尾が水の抵抗を受けて回転してしまうのを防ぐことができます。
尻掛けは、切った尻尾の部分から針を入れて腹側から針を抜く方法で、最も簡単な付け方といえます。他にも胴掛けや背掛け、抱き合わせなどがあり、魚の食いが悪いときは、さまざまな付け方を試すことをおすすめします。
魚の食いが極端に悪いときは、オキアミの殻をむくことも有効ですが、針に付けづらくなるため注意しましょう。
ゴカイ
特徴
ゴカイは主に投げ釣りのエサとしてよく使われて、釣具店でもよく売られているおなじみの虫エサです。体長は5~15センチほどで、細長くたくさんの足が生えているのが特徴です。口のところに細い牙のようなものがあり、指先を近づけると噛み付いてきますが噛まれても痛くありません。
ゴカイとよく似たエサに青イソメがあります。比較するとイシゴカイは小さくて細いため、喰いこみがよくて小型の魚を釣るのに適しているといえます。
狙える魚
ゴカイは、ホシギスやミーバイなどが比較的釣れやすく、ベラやミジュンなどさまざまな魚も釣れます。小さい目のエサのため小型の魚を釣るのに向いています。
針への付け方
ゴカイの付け方は、通し刺しかチョン掛けで針に付けるのが一般的です。通し刺しとは、頭から針を刺して腹側から針を抜き、真っ直ぐになるようにする付け方です。エサ持ちがよく、投げ釣りに適しています。魚の食いが悪い場合は、尻尾側を少し切って小さくしてみましょう。
チョン掛けとは、頭部の横から針を掛けるようにします。素早く付けられて、ゴカイへのダメージが少ないためよく動くことがメリットです。
岩ガニ(活きカニ)
特徴
岩ガニは成長すると、体長が3,4cmになります。体の色は個体差があり、黒みがかった濃い緑色をしていることが多く、薄緑色の模様があることが特徴と言えます。似ているカニで磯ガニがいますが、体の模様で判別することが可能です。
狙える魚
体が小さい岩ガニは、沿岸部の中型の肉食魚のエサとなります。特にチンやチンシラーなどをターゲットにした釣りでは有効なエサの一つです。チンやチンシラー以外の魚でも、磯やテトラポッド付近にいる多くの肉食の魚にとっても、岩ガニはご馳走とも言えます。
沖縄では特にマクブに人気で日中の打ち込み釣りで重宝されています。
針への付け方
岩ガニを釣りのエサとして使う場合、カニの大きさによって変わりますが、針への掛け方はいくつかのパターンがあります。掛け方によって仕掛けのコントロールのしやすさ、魚の食いつき方などが変わってくるため、潮流の速さやエサ取りの多いエリアなど海の状況によって使い分けられるようにすると釣果は変わるでしょう。
尻掛けと呼ばれる付け方は、カニの腹側にあるふんどしと呼ばれる部分に針を掛ける方法です。カニと針を安定させるために、甲羅から1~2ミリ出すようにするのがコツです。
針の根本をカニの背中にくるように付けるとカニが海底についたときに、底にしっかりと足をつけるため、安定性が高くなります。ただし潮流が速い場合は、狙ったポイントへのコントロールは難しくなるため注意が必要です。
横掛けもカニを付けるときに使われる付け方です。横掛けとは、カニのどちらかの足の付け根から針を寝かせるように刺し、針先もカニの横側に出すようにする掛け方になります。尻掛けに比べ、仕掛けが素早く沈むことが特徴ですが、カニの動きが悪くなるため注意しましょう。
また、カニにはふんどしの中に即死エリアがあり、活きエサとして長生きさせるためにも、即死エリアは外して針を刺すようにしましょう。
シガヤーダコ
特徴
シガヤーダコとは、腕がとても長いのが特徴の小型のタコでイイダコの腕を長くしたイメージです。シガヤーダコは値段が少し高いですが、エサにすると大物が釣れることもあります。
狙える魚
シガヤーダコは、タマンの最高のエサといえます。タマンは、体長が80cm程度まで成長し、針に掛かったら一気に沖へ向かって逃げるので、強い引きを感じることができます。
針への付け方
シガヤーダコは、中指くらいの大きさに切って、端側を2回縫うようにつけます。針からエサまで真っ直ぐになるようにつけるのがコツです。身が強くエサ持ちが良いのでエサ取りにエサを取られにくいのが特徴で、エサ取りが多い場所ではおすすめといえます。
まとめ
釣りのエサにはたくさんの種類があり、狙う魚や仕掛けによって適したエサは変わります。なかなか釣れない場合は、いろいろなエサで試してみるのもおもしろいでしょう。