釣りを安全に楽しむためには、ルールやマナーを守る必要があります。釣りをはじめる前にルールや最低限のマナーを学びましょう。
本記事では、釣りのルールや釣り人同士のマナーを解説します。これから釣りをはじめる人、釣りをはじめたばかりの人は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
【沖縄の釣り】釣りをはじめる前のルール
釣りは、はじめる前から気をつけておくべきルールがあります。
立ち入り禁止の場所や釣り禁止エリアで釣りをしない
漁港によっては、立ち入り禁止になっている場所があったり、漁港ごと釣りが禁止されている場合もあります。そのような場所で釣りをするのはやめましょう。
目立つ場所に立入禁止や釣り禁止の看板があることが多いですが、中には目立たない場所に設置してあることもあるため、釣りに出かける前にインターネットで確認しておきましょう。
駐車スペースに気をつける
駐車禁止場所に車を停めないことは、社会のルールとして当たり前ですが、釣り場では駐車違反している車が目立ちます。
釣りへ出かける場合に車を使う人が多く、定められた駐車場が満車になっていることもあります。多少離れた場所になっても必ず許可された駐車スペースに停めましょう。
また、許可された駐車スペースであっても、他の車の通行を邪魔にならないように停め方にも注意することをおすすめします。
天候を調べる
釣りに出かける日の天候を前もってチェックしましょう。海は風の影響を受けやすいため、強風の日は波が高くなり危険です。安全を優先して、天候の悪い日は無理に釣りに出かけるのはやめましょう。
また、釣り途中に、天候が悪くなった場合は、早めに撤収することをおすすめします。
安全に気をつける
釣りには動きやすい服装で、滑りにくい靴を履きましょう。落水事故も多いため、ライフジャケットを着用することをおすすめします。
夏は帽子を被り、熱射病にならないように水分補給にも気をつける必要があります。冬の海は、風が強いと想像以上に寒いため、防寒対策も忘れずに行いましょう。
割り込みしない
先行者がいる場合は、隣で釣りをしていいか確認するべきです。無理に割り込むと相手に失礼で、さらに近すぎる場所で釣りをするのは危険なためやめましょう。
【沖縄の釣り】釣りをしているときのマナー
釣りをしているときのマナーも確認しましょう。
釣り場のルールを守る
釣り場によっては、決められた明確なルールが存在し、ルールが記載された看板が設置されています。使える仕掛けが制限されていたり、集魚剤を禁止されていたりと釣り場によってルールは異なります。有料、無料を問わず管理された釣り場であれば看板に目を通して守るようにしましょう。
他の釣り人に挨拶する
釣りに問わず、挨拶やコミュニケーションは一般常識になります。隣で釣る場合以外にも真後ろで釣る場合は、ひとこと声をかけましょう。
お互いに気持ちよく釣りをするには、最低限必要なマナーです。
釣りの道具は邪魔にならない場所にまとめて置く
釣りの道具は、思ったより場所をとります。釣り場によっては、歩行スペースが狭い場所もあるため、なるべくまとめておくことをおすすめします。
ライトで海を照らさない
夜釣りをする場合、周囲に他の釣り人がいるときは、むやみに海面を照らすことはやめましょう。ライトの光で魚が逃げる原因となるため注意が必要です。
夜釣りの際に仕掛けやエサを交換する場合は、海面を照らさないように反対方向を向くのがマナーです。また、ライトに光を赤色のものにすると魚への影響が少ないためおすすめです。
周囲の安全に気を配る
仕掛けを投げる場合は、周囲の安全を確認してから投げるようにしましょう。遠投をする場合などは、他の釣り人の糸に絡まないように気をつける必要があります。隣で釣りをする場合は、少なくとも10mぐらいは感覚をあけたほうがいいでしょう。
潮の流れや他の釣り人の投げる方向も常に確認しておくことをおすすめします。
仕掛けを投げっぱなしにしない
場所や時間帯によって異なりますが、急に潮の流れが速くなる場合があります。魚のアタリがないからと長時間仕掛けを投げたままだと、隣の釣り人のテリトリーに入って、迷惑をかけることがあるため注意が必要です。
食べる分だけ持ち帰る
釣った魚は、食べる分だけ持ち帰るようにしましょう。小さい魚はリリースすることが重要だといえます。末永く、たくさんの人が釣りを楽しめるように、海の資源は大切にすることを頭に入れておきましょう。
漁師さんの邪魔はしない
漁港は、本来漁師さんや漁港関係者のために整備された場所です。漁師さんや漁港関係者の邪魔にならないように釣りをしましょう。
また、仕掛けなどが漁船やロープに引っかからないように気をつける必要があります。
【沖縄の釣り】釣りが終わって帰るときのマナー
釣りが終わっても、守るべきマナーがあります。
ゴミは持ち帰る
仕掛けの袋やパッケージ、糸の切れ端やエサの残りなど、ゴミは必ず持ち帰りましょう。ペットボトルなどは海に落ちると何年も分解されず、環境を汚すことになります。
釣りの途中でも、風に飛ばされて海に落ちないように、ゴミはまとめておく必要があります。
来たときよりも美しく
サビキ釣りをする場合はとくにですが、釣り場が汚れます。釣りが終わった後は、自分の釣り場で汚れてしまったらキレイに洗い流しましょう。オキアミ以外にも、魚の血やイカの墨で釣り場が汚れることもあるため、水汲みバケツで数回流すことをおすすめします。
次の釣行者に気持ちよく釣りをしてもらうのも大切です。