釣り初心者の人や子供連れのファミリーには、手軽にできるサビキ釣りがおすすめです。
時期がよければ、たくさん釣れることもあるため釣りが楽しくなりますよ。
本記事では、釣り初心者に向けて、サビキ釣りの仕掛けと釣り方を解説します。ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
【沖縄で釣り】サビキ釣りとは?
サビキ釣りとは、堤防などで手軽に楽しめる釣りで、海釣りの入門ともいわれます。コマセを海に撒いて魚を寄せて、そこにサビキと呼ばれるエサに似せた小さな疑似バリを複数連ねた仕掛けで行う釣りのことです。
はじめて釣りをする人でも簡単に釣れるため、大人気の釣り方といえます。
どんな魚が釣れる?
サビキ釣りは、さまざまな魚が釣れますが、グルクン、ガチュン、ミジュンをメインに、グルクマー、メッキ類の回遊魚なども比較的よく釣れます。
サビキ釣りのシーズン、釣れる時間帯
サビキ釣りは、比較的暖かくなる春から夏が一番釣りやすいでしょう。もともと水温が高い沖縄でもさらに高くなるためさまざまな種類の魚を釣ることができます。
また、朝方と夕方は魚の活性があがりやすい時間帯になります。夜が明けてすぐや、日没前などは、1日の中でもっとも魚が釣れる可能性が高い時間帯といえるでしょう。
【沖縄で釣り】サビキ釣りの仕掛け
サビキ釣りには、扱いやすい2~5mの竿が向いており、釣る人によって適した長さが変わります。初心者や小さい子供は短い竿がおすすめです。リールはスピニングリールが使いやすいため基本となります。
仕掛け
仕掛けは、市販されているサビキ仕掛けを購入しましょう。サビキ仕掛けを購入する場合は、まずパッケージに記載されている針の号数を見ます。針の号数によって釣れる魚の大きさが変わるため注意しましょう。
0.5~2号であれば5cm程度の小さな魚、3~5号であれば10cm程度の小型の魚、6~9号であれば中型から大型の魚を狙うことができます。初めての場合は3~6号あたりを使えば問題ないでしょう。
迷う方は近隣の釣具店でお店の人に聞いて購入しましょう。
また、サビキの針には主に、3つの素材があり、それぞれ特徴が異なります。サビキ仕掛けの素材と特徴は以下の通りです。
魚皮系
魚皮系のサビキには、文字通り、魚の皮を乾燥させて薄くしたものが使用されています。白っぽい色が多いですが、緑や赤など人工的に着色したものもあります。
堤防からのサビキ釣りにはおすすめです。魚皮系の素材は薄くなめらかなため、小さな魚の口にも収まります。
スキン系
スキン系は、ビニールやゴムの素材が使用された疑似餌で、白やピンクの2種類のカラーが一般的です。特にピンクのカラーは、オキアミと見た目もそっくりなため、コマセなくても食いついてくるときもあります。
また、最近では夜光、ラメ入りなど数多くのバリエーションが登場しています。
毛糸系
ハリに毛糸を結んで作る方法が一般的ですが、毛糸ゆえ釣りに適した夜光カラーはあまり見かけません。水中では膨らむためボリュームが増すように見え、当たれば圧倒的な数の魚が釣れることがあります。
カゴ
オキアミなどの餌を入れるカゴです。仕掛けの下に付ける「下カゴ式」と仕掛けの上につける「上カゴ式」があります。下カゴ式のカゴはオモリがセットになっていますが、上カゴ式ではサビキ仕掛けの下に別のオモリを用意する必要があります。
釣り初心者であれば、下カゴ式のほうが別のオモリを用意する必要もなく、比較的簡単に釣りやすいためおすすめです。一般的な堤防であれば、重さが8~12号ぐらいのプラスチックカゴが適しています。
餌
サビキ釣りは、釣具店で販売されているアミエビがエサとなります。冷凍状態で販売されていることが一般的で、解凍させて使います。釣具店によっては、良く売れるシーズンなどは解凍されている場合もあります。
また、アミエビには常温保存ができるチューブタイプのものも販売されています。絞ることでアミエビが出てくる構造になっているため一般のオキアミと比べて、手が汚れず臭くなりにくい特徴があります。
初心者で汚れや匂いが気になる方はチューブタイプをおすすめします。
最近では、フルーティーな香りのオキアミも販売されており、アミエビ特有の生臭さもさほど感じないため、女性や子供に人気です。
しかし、便利な半面、魚を集める力は、冷凍オキアミに比べ落ちることもあります。どちらを優先するかで釣果が変わる可能性があるのでそういった違いも楽しめるポイントです。
【沖縄で釣り】サビキ釣りの釣り方
サビキ釣りの釣り方を順番に解説します。
【サビキ釣りの釣り方1】コマセをカゴにつめる
カゴにコマセとなるアミエビをつめます。詰めすぎると海中で広がらないため、8割程度軽めにつめましょう。
【サビキ釣りの釣り方2】コマセを撒く
仕掛けをそのまま足元に沈め、狙う水深まで達したら、竿をゆっくり上下に動かし、カゴの中のコマセを海中に撒きます。
【サビキ釣りの釣り方3】アタリを待つ
ある程度コマセを撒いたら、竿を動かすのをやめてアタリを待ちます。しばらくアタリがなければ、再度竿をゆっくり上下に動かします。基本はこの動作の繰り返しです。数回繰り返すとコマセがなくなるため、仕掛けをあげて再度コマセをつめましょう。
【サビキ釣りの釣り方4】ヒットしたら釣りあげる
アタリがあれば、竿を立てて、リールを巻きあげます。サビキ釣りの仕掛けは、針が多いため、絡まないように地面に置くときは、仕掛けが一直線になるよう心がけましょう。
【沖縄で釣り】サビキ釣りの注意点
サビキ釣りをするときの注意点を解説します。
魚を釣り上げるときの糸の巻きすぎに注意する
糸を巻きすぎると仕掛けまで、竿のガイド(輪っか)の中に入ります。針が引っかかって取りづらくなるため、魚が釣れていても慎重に糸を巻きましょう。
魚を釣り上げる場合は周囲に気をつける
魚を釣りあげた後は、地面でバタバタすることがあります。とくに複数匹釣り上げた場合は、周囲の人に迷惑をかけないように気をつけましょう。
まとめ
サビキ釣りは、比較的簡単に釣れるため初心者でも楽しめます。しかし、サビキ釣りはオキアミなどで釣り場が汚れやすいため、釣りが終わったらきれいに水で流して清掃するようにしましょう。